はじめに
クローゼットに眠っていたラズパイを有効活用すべく、久しぶりにセットアップを行ったので、その記録です。
Raspbian のダウンロード
まずは OS 本体をダウンロードしてきます。
好きなバージョンを選んでダウンロードします。僕は GUI 環境が欲しかったので Raspbian Buster with desktop を選びました。
SD カードに書き込み
SD カードのアンマウント
書き込みに備えて、SD カードをアンマウント状態にします。
ターミナルから diskutil list
コマンドを実行して、SD カードのデバイス番号を取得します。環境にもよりますが /dev/disk0
や /dev/disk1
などは macOS のために使用されるため、/dev/disk2
以降に割り当てられていると思います。
僕の環境では /dev/disk2
であったため、これ以降は /dev/disk2
の表記を使いますが、それぞれの番号に置き換えてコマンドを実行してください。
アンマウントは以下のコマンドで実行できます。
$ diskutil unmountDisk /dev/disk2
OS の書き込み
書き込みは dd
コマンドを使用して、dd if=<path_to_os> of=<disk>
の様に実行できます。
執筆時点で最新の Raspbian を使用して、カレントディレクトリに解凍してある場合は以下のコマンドで、書き込むことができます。
$ sudo dd if=2020-02-13-raspbian-buster.img of=/dev/rdisk2 bs=1m
ここで、気をつけたいのが、先ほど確認したデバイスは /dev/disk2
であったのに対し、今回の入力では /dev/rdisk2
を使用しています。
/dev/disk2
はバッファリングを使用しアクセスするのに対し、/dev/rdisk2
は直にデバイスへアクセスするため、書き込みを高速化することができます。
またオプションの bs=1m
も高速化のために使用しています。
どちらも高速化のために行っているので、 sudo dd if=2020-02-13-raspbian-buster.img of=/dev/disk2
という通常コマンドでも、問題なく書き込むことができます。
時間は記録してませんが 5 – 10 分程度だった気がします。
Raspberry Pi で起動確認
書き込んだ SD カードを Raspberry Pi に戻し、起動させます。ちゃんと起動すれば成功です。
セットアップが始まるので、ガイドに沿って進めていきましょう。
おわりに
前は FreeBSD で使ってたので Raspbian のセットアップは購入時以来だったのですが、ガイドに沿って進めるとめちゃくちゃ簡単に使えるんですね。
もっと苦戦するものかと思ってました。