はじめに
py2app など一部ライブラリを使う際に必要となるので紹介です。
Framework / Shared library とは
素の Python では出来ないことを実現するために OS のバックエンドを利用することがあります。
そこで Python をフレームワークとしてインストールをすることで、OS のバックエンドを利用できるようにするのです。
Shared library も共有のライブラリを使用可能にすることで Python だけでは出来ないことを可能にします。
これらがない状態で使用すると Python is not installed as a framework.
や A Python runtime not could be located.
といったエラーが発生してしまいます。
インストール
Framework
インストール時に PYTHON_CONFIGURE_OPTS="--enable-framework"
というオプションを付けます。
例えば 3.8.1
をインストールするのであれば以下のようなコマンドになります。
$ env PYTHON_CONFIGURE_OPTS="--enable-framework" pyenv install 3.8.1
Shared library
インストール時に PYTHON_CONFIGURE_OPTS="--enable-shared"
というオプションを付けます。
例えば 3.8.1
をインストールするのであれば以下のようなコマンドになります。
$ env PYTHON_CONFIGURE_OPTS="--enable-shared" pyenv install 3.8.1
おわりに
仮想環境は便利ですけど、たまにややこしいのでもうちょっと便利に使いたいですね。