はじめに

ゼミの進捗報告だったり、カンファレンスだったり、勉強会だったりと何かとスライドを使って発表する機会があります。その際、色々なソフトを使ってスライドを作ってるので、使ってみた感想を書いてみたいと思います。

なぜPowerPointじゃないのか

デザインを細かくいじれない。

これが全てです。グリッドとかスナップが微妙だし、用意されてる図形もいまいち。タイポグラフィ?なにそれ?って言わんばかりの文字周りの不自由さが嫌いでパワポは使ってません。

気軽に他の人も使えるという利点ももちろんあるので、他の人とスライド作る際などは使うこともありますが…

Illustrator

言わずと知れたAdobeのIllustratorです。一番長く使っている(といっても5年ぐらい)ので最も使い慣れています。

僕のスライドの作成画面はこんな感じです。

Illustrator

ページにはアートボードを使って、グローバルカラーやスタイルを使ってテーマを作り上げていく感じです。図も文字も細部までこだわれるのが最高ですね。

ただ、最近は起動が遅かったり、PDFの書き出しで画像が書き出されないなど、不満がどんどん溜まってました。周りの脱Adobeもあって、SketchやAffinityを使ってみたという感じです。

Sketch

プロトタイピングツールのSketchです。UX/UIの分野では有名ですね。

制作風景はこちら。

Sketch

要素をシンボル化することで、テーマを作っていきます。

個人的に「WebページをGUIで作る」みたいなイメージでスライドが作れます。グリッドとかスナップがイラレよりキビキビしてる気がします。

文字周りを細かく設定しようとすると大変なのがマイナスポイントです。

ただ、プロトタイピングツールということもあり、遷移を設定すれば、プレビュー機能を使い、Sketch上でプレゼンがそのまま行えます。ページの進行も自由なので色々と遊びがいがありそうです。

Affinity Publisher

最近人気(だと勝手に思ってる)のAffinityシリーズのPublisherです。

制作風景はこちら。

Affinity Publisher

組版用のソフトなので、ページ性のあるスライド作りにも向いています。

今回比べた中で1番良さそうです。

マスターページがちゃんとしてるのが最高ですね。マスターに沿ったデザインが必ず出来上がるので、マスターページをちゃんと作り上げれば、細かいことは気にせず、ページをどんどん作れるのがいいです。

また、僕はAffinity DesignerとPhotoも持ってるので、Publisherから直接それぞれを扱える(ペルソナ)のでそれも素晴らしいです。ベクタもラスタも自由自在で全てが1つのソフト上で完結します。

もちろん、よくない点もあって、日本語周りがまだ不安定です。タイポグラフィも細かくいじれるので、早く改善されるのを期待します。

おわりに

色々なデザインソフトを使ってスライドを作ってきましたが、結果的には「Affinity Publisher」が一番良さそうです。

もし、これもいいよ!みたいなのがあれば、教えてください。